1．シクラメンとは
シクラメンは冬でも多くの花を咲かせてくれる球根植物です。
原産地は北アフリカ～中近東、ヨーロッパの地中海沿岸地域になります。
ハートのような形をした葉の中央に、細い茎を伸ばして頂点に花を咲かせます。
2．栽培環境
12月～翌年3月までの寒い時期は、よく日が当たる窓辺がに置くのがおすすめです。
ただし夜間の窓辺は気温が下がるので、夜間のみ置き場所を移動するなど工夫をしてください。
シクラメンは暑さに弱いため、暖房には注意しましょう。5度以上15度以下の環境が適温です。
3．水やり
基本的には、土の表面が乾いてから水をたっぷり与えましょう。
また普段シクラメンの葉はピンと伸びていますが、水が足りないとしおれてしまいます。
土や葉の状態を見て水やりのタイミングを計ってください。
花や葉に水がかかると傷が付くおそれがあるため、葉を手でやさしくよけて、土に水を与えるようにしましょう。
その際、球根の頂部に水がたまると腐りやすくなるので注意してください。
底面給水鉢の場合は、受け皿に水がなくなったら水を足しましょう。
4．肥料
9月から5月上旬までは1週間に1回程度、液体肥料を施します。
底面給水鉢の場合は、液体肥料を薄めたものを鉢底の受け皿に入れましょう。
5．枯れた花や葉があったら
そのまま放置してしまうと病害虫の原因となるため、花が枯れてきたら花茎の根元から摘み取りましょう。
また葉が黄色く枯れた場合も同様に、根元から摘み取ります。
ハサミで切ると切り口から雑菌が入り腐ってしまうことがあるため、根元を手でつまみねじって取ってください。
6．葉組み
株の中心の葉が大きくなり込み入ってくると、つぼみに日が当たらず、枯れてしまう原因になります。
そのため、株の中心にある葉を外に引っ張ることで位置を組み変え、中心部分にスペースをつくりましょう。
月に1度のペースを目安に行ってください。
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