ころんとしたフォルムが可愛らしい苔玉胡蝶蘭。
清涼感ある苔玉に、小さく上品な花を咲かせるマイクロ胡蝶蘭を植え込んでいます。
目次
■男女ともにファンの多い「苔」
落ち着いた色合いと、モフモフとした優し気な見た目から、幅広い年代に人気のある苔。
「苔玉胡蝶蘭」は、そんな苔玉と上品で美しい胡蝶蘭を組み合わせた、ちょっとめずらしい観葉植物です。和室にも洋室にもよくなじみ、夏の玄関やお部屋を涼しげに演出してくれたり、敬老の日のプレゼントとしても人気があります。
しかし、そのめずらしい組み合わせゆえに、いまいち管理方法がよく分かりませんよね。
今回はこの「苔玉胡蝶蘭の育て方」をわかりやすくご紹介いたします♪
■置き場所
1年を通して、室内の明るい場所で育ててください
日差しが強いと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越しがおすすめです。
また、風通しのよい場所に置くか、お部屋の換気をしていただくとより安心です。※湿気の多い環境に長く置くと、苔にカビが生え腐って枯れてしまう原因になります。
【!Point!】寒さに弱いので、冬は最低10℃以上を保ちましょう。
■水やり
苔玉の表面がよく乾いていること、苔玉を持ち上げて軽く感じた時
苔玉の表面が乾き、持ち上げた時に軽いと感じた時が水やりのタイミングです。バケツや器に水を張って、気泡が出なくなるまで苔玉を水に浸けてください。(目安5~10分ほど)気泡が出なくなったら、中まで水が浸透したサインです。
苔玉を取り出し、しっかりと水を切って受け皿に戻してあげて下さい。受け皿に水が溜まっていたら捨てましょう。
水やりの目安
- 春から夏:1週間に1回。
- 冬:10~14日に1回。冬季の水のやり過ぎには十分注意してください。
■こんな時どうする?
苔玉にカビ!ある条件がそろうと、苔玉の表面にカビが生えてしまうことも
気温と湿度が高かったり、風通しが悪い場合は、苔の表面にカビが生えることもあります。カビを見つけたら、まずはベランダなど日当たりのよい場所で乾燥させて、カビをふき取りましょう。ふき取る際は、薄めた木酢液(※1)をティッシュやガーゼに染み込ませたり、またカビが酷い場合は殺菌剤も使用してみるのも良いでしょう。※1 炭を焼くときに発生した煙を冷やして液体にしたもの。液体は茶色で燻製のような香りがする。
苔玉が茶色くなってきたら・・・
苔が十分に育たず枯れてしまい変色:水のやりすぎの場合は、苔が黒っぽくなりぬるぬるとするので、水やりを控えて、風通しの良い場所で乾燥させましょう。2~3日に1回、外で日光浴させてみてください。
休眠期:春になると新芽が出て緑色を取り戻すので、そのまま育てていきましょう。乾燥した環境が続くと休眠してしまうので、適度に水やりをすることも必要です。
【!Point!】特に梅雨の時期は注意しましょう。
■最後に
「苔玉胡蝶蘭の育て方」はいかがでしたか。「苔玉胡蝶蘭」は、苔玉と胡蝶蘭のちょっとめずらしい組み合わせが魅力です。一見、難しそうに見える植物でも、やっぱり基本は同じ。小ぶりなサイズ感で和室にも洋室にもなじむ苔玉胡蝶蘭。愛情をかけて美しく咲かせてくださいね。
ご自宅はもちろん、オフィスやお店、クリニックなどにもおすすめです♪