こんにちは。
ハナマルシェの岩沢です。
先日、ミディ胡蝶蘭の椎名洋ラン園様へ見学に伺いました。
30度くらいの温室ハウスで1年半株を培養し、今度は20度くらいの冷室で花芽を付けます。
温室ハウス 30度前後
冷室ハウス 20度前後
人が快適と思う温度が胡蝶蘭も快適なのだそうです。
冷室に移されてから5ヶ月くらいを掛けて市場に出荷できるまでに培養します。
約2年間を通して栽培されています。(種から数えると3年以上)
支柱を立てて真っすぐに茎が伸びるように整えています。
お花の向きはあちこち向かないように南向きに揃えています。
胡蝶蘭の花が垂れているのは大輪胡蝶蘭から来ているそうです。
本来の姿は上記の写真のように真っすぐにお花が立っています。
人気の品種パレルモ。やはり実物は写真以上に素敵です。
2種類の花を掛け合わせて、このように新しい種を作っています。
こうしてこの中から素敵な花が生まれ、品種改良して行きます。
ゆっくり育てるからこそ、立派な株に育つのだと実感しました。よく最初にお贈りして、一番最後まで弊社のお花が咲いていたという有難いお声を頂戴しますが、生産者様のお力添えがあってこそ本当に実現しています。
地域の方を100名近く雇用されて、年間100万株(出荷70万株)を生産されています。
ハウスの栽培方法以外にも、地域に根差した経営、IoT化など色々学ばせていただきました。
お忙しい中、見学させて頂きありがとうございました。